型枠解体とは?
- コラム
- 2024.07.19
型枠解体は、建築工事の最終段階に位置する重要な作業で、型枠を支える仮設支持物の撤去、型枠の分解、型枠材料の撤去など型枠を取り外すプロセス全体のことを言います。
型枠工事は、建物の基礎、柱、壁などの部位に鉄筋や骨材といった補強材を含んでいるコンクリートを流し込み、型枠内に充填します。コンクリートが充填された後は、コンクリートが適切に硬化し、強度を得るために、数日から数週間程度の一定の待ち時間が必要となります。コンクリートの硬化が終わると、型枠解体を行っていきます。
型枠解体は、建物の構造や設計に基づいて、解体の順序や方法、解体時の安全対策などが事前に検討・計画されます。
解体された型枠材料の中で、木材型枠の場合は、修復して再利用することができ、金属型枠の場合は、リサイクルするのが一般的です。使用された型枠材料の多くは、再利用可能な場合があり有効活用されています。
解体された後は、建物周辺を清掃し、残留物や廃材を処理するなど、建設現場の安全や環境保護に配慮した作業が行われます。
型枠解体は、建物の完成に向けた重要な作業のひとつで、専門知識と注意が必要な作業として建築工事の成功に欠かせない工程のひとつです。